オレンダーを聴く100枚 (ガモウユウイチ*氏による)

 


 


 江藤勲の代名詞・オレンダーを聴くことができる作品です。アルバム、シングル各50枚ずつ、ピックアップしてみました。中古レコード屋などで見つけたら是非手にとって見てください。なお、当時のレコードには演奏者のクレジットが無く、資料もほとんど残っていないため、一部推測の作品もあります。ご了承ください。


  「だいぶ前の事で僕も少し忘れていたのですが、ガモウさんの丹念な調査と的確なコメントには驚かされると共に、あの頃の事が懐かしく思い出されます。」江藤勲




<シングル> ほとんどの曲がCDなどで入手可能です(2012年1月現在)

001 尾藤イサオ

「悲しき願い」 (65年)

 アニマルズのカヴァーによる、尾藤イサオの大ヒット曲。演奏は、江藤勲在籍時のジャッキー吉川とブルーコメッツが担当。


002 伊東ゆかり

「ちいさな恋」 (66年)

 平尾昌章(平尾昌晃)作曲、井上忠夫(井上大輔)編曲による楽曲。演奏は、津々美洋とオールスターズ・ワゴンが担当。


003 山本リンダ

「こまっちゃうナ」 (66年)

 遠藤実作曲による、弱冠15歳の山本リンダのデビュー曲。演奏は、津々美洋とオールスターズ・ワゴンが担当。


004 橋幸夫

「若者の子守唄」 (67年)

 サトウ・ハチロー作詞、鈴木邦彦作曲によるリズム歌謡。演奏は、津々美洋とオールスターズ・ワゴンが担当。


005 中村晃子

「虹色の湖」 (67年)

 NHK紅白歌合戦に初出場を決め、80万枚を売り上げた大ヒット曲。演奏は、津々美洋とオールスターズ・ワゴンが担当。


006 藤ユキ

「ミニミニデイト」 (67年) 

 のちに、アン真理子となって「悲しみは駆け足でやってくる」をヒットさせる、藤ユキ名義のファニーなデビュー曲。


007 奈美悦子

「愛しているから」 (67年) 

 現在もタレントや女優として幅広く活躍の奈美悦子の2枚目のシングル。当時は西野バレエ団のレ・ガールズ所属。


008 美空ひばり

「むらさきの夜明け」 (68年)

 「真っ赤な太陽」に続く原信夫作曲のひばりのグルーヴ歌謡。演奏は、津々美洋とオールスターズ・ワゴンが担当。


009 ザ・ピーナッツ 

「恋のロンド」 (68年)

「恋のフーガ」「恋のオフェリア」に続く、“恋”をテーマにしたすぎやまこういち作曲、宮川泰編曲のナンバー。


010 いしだあゆみ 

「ブルー・ライト・ヨコハマ」 (68年)

 第11回日本レコード大賞作曲賞を受賞した、いしだあゆみを代表するナンバー。筒美京平の初のチャート1位でもある。 


011 中尾ミエ

「恋のシャロック」 (68年)

 NHK「紅白歌合戦」に7度目の出場を果たした、ニューリズムのシャロックをフィーチャーした楽曲で、B面も同リズムの楽曲。


012 加山雄三  

「ある日渚で」 (68年) 

 映画「リオの若大将」の挿入歌、18枚目のシングル。メジャー・セブンスを使用したエポック・メイキングな楽曲。


013 布施明 

「愛の園」 (68年) 

 平尾昌晃作曲による13枚目のシングルで、60年代の布施明を代表曲。NHK「紅白歌合戦」に2度目の出場を果たした。


014 吉永小百合

「恋の歓び」 (68年)

 吉永小百合のひとりGS色たっぷりの楽曲。コーラスは、スクール・メイツ。演奏は、津々美洋とオールスターズ・ワゴン。


015 浅丘ルリ子

「水色の季節」 (68年)

 安井かずみ作詞、三木たかし作曲・編曲による、テレビドラマ「水色の季節」主題歌。主演も浅丘ルリ子が担当。


016 前川陽子

「暗い夕陽」 (68年)

 人形劇「ひょっこりひょうたん島」、アニメ「キューティーハニー」「リボンの騎士」でおなじみの前川陽子の初歌謡曲。


017 奥村チヨ 

「青い月夜」 (68年)

「ブルー・シャトウ」の橋本淳作詞、井上忠夫作曲による“青”をテーマにしたナンバーで、奥村チヨ14枚目のシングル。


018 槙みちる

「恋ってすてきよ」 (68年)

 70年に引退後、スタジオ・ミュージシャンとして多くのCMなどで活躍の槙みちる(槇みちる)の4枚目のシングル。


019 黛ジュン

「乙女の祈り」 (68年)

 なかにし礼作詞、鈴木邦彦作曲による、黛ジュンの3枚目のシングル。ハワイ100年祭記念映画「夜明けの二人」の挿入歌。


020 葉村エツコ

「でも好きよ」 (68年)

 それまで2枚、浜口庫之助の作品を歌っていた葉村エツコが、佐香裕之作曲の楽曲を歌ったサード・シングル。


021 青江三奈

「伊勢佐木町ブルース」 (68年)

 2枚目のシングルで、日本レコード大賞歌唱賞を受賞した川内康範作詞、鈴木庸一作曲による大ヒット・シングル。


022 笠井紀美子

「薔薇のいざない」 (68年)

 和製マリーナ・ショウともいわれたジャズ・シンガーの笠井紀美子の村井邦彦作曲によるデビュー・シングル。


023 泉アキ

「想い出の夕焼け」 (68年)

 クラウン・レコードのPW盤第一号アーティストとして活躍。ハーフ・シンガーの先駆者的存在。クラウンでのラスト・シングル。


024 サトー・ノト

「ドッキング・ダンス」 (68年)

 平成に突如再評価された“ブラッキーな奴”サトー・ノトの2枚目のシングル。赤坂のディスコで歌っていたという。


025 ザ・キング・トーンズ

「グッド・ナイト・ベイビー」 (68年) 

 全米ビルボートR&Bチャート48位にランクインしたキング・トーンズのデビュー曲。当時の活動の拠点は米軍キャンプだった。


026 ヒデとロザンナ 

「愛の奇跡」 (68年)

 ユキとヒデの出門英と、カサノヴァ7のブルーノ・ダラポッサを伯父に持つロザンナ・ザンボンによるデュオのデビュー曲。


027 オックス

「スワンの涙」 (68年) 

 人気絶頂期の3枚目のシングル。通常べースは福井利男が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


028 ジャガーズ

「星空の二人」 (68年)

 ジャガーズの5枚目のシングル。通常べースは森田巳木夫が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


029 アダムス

「眠れる乙女」 (68年)

 CBSソニーのGS第一号。通常べースは千原秀明(武部秀明)が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


030 ザ・ドリフターズ

「ドリフのズンドコ節」 (69年) 

 通常べースはいかりや長介が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。他に成毛滋や石川晶などが参加。


031 弘田三枝子

「人形の家」 (69年)

 オリコン1位に輝き、NHK「紅白歌合戦」に2度目の出場を果たした、なかにし礼作詞、川口真作曲による11枚目のシングル。


032 小川知子

「初恋のひと」 (69年)

 鈴木淳作曲、川口真編曲による、東芝に移籍後4枚目のシングル。同名のアルバムでも江藤勲が多数参加している。


033 ザ・ダイナマイツ 

「バラと悪魔」 (69年)

 ダイナマイツのラスト・シングル。通常べースは吉田博が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


034 ザ・リード

「マンハッタン無宿」 (69年)

 在日アメリカ人GSバンド。通常べースはフィリップ・トレイナーが担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


035 フィフィ・ザ・フリー

「栄光の朝」 (69年)

 和製ソフトロック・バンド。通常べースはうつみ信一(池田信一)が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


036 フォーリーブス 

「シャボンの匂いの女の子」 (69年)

 CBS・ソニーの国内契約第一号。ビリー・ボーン楽団のアレンジャー兼ピアニストのミルト・ロジャース作曲のナンバー。


037 内山田洋とクール・ファイブ

「長崎は今日も雨だった」 (69年) 

 クール・ファイブのデビュー曲。通常べースは小林正樹が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


038 ちあきなおみ

「雨に濡れた慕情」 (69年) 

 それまで他の芸名で活動していた彼女の、ちあきなおみ名義でのデビュー曲。吉田央が作詞、鈴木淳が作曲を担当。


039 有沢とも子

「抱きしめて」 (69年)

 のちに太田とも子として活躍する有沢とも子の荒木一郎の作詞作曲によるデビュー・シングル。梶芽衣子の実妹。


040 宇野ゆう子

「サザエさん」 (69年)

 林春生作詞、筒美京平作曲・編曲による、現在もテレビで放送され続けている日本最長年数放映アニメ主題歌。


041 由紀さおり

「手紙」 (70年)  

 NHK「紅白歌合戦」に2度目の出場を果たした、なかにし礼作詞、川口真作曲による、由紀さおり名義5枚目のシングル。


042 和田アキ子

「笑って許して」 (70年)  

 NHK「紅白歌合戦」に初出場を果たした、阿久悠作詞、羽根田武邦作曲、馬飼野俊一編曲による4枚目のシングル。


043 ジミー・オズモンド

「ちっちゃな恋人」 (70年)

 オズモンド・ブラザースのジミー・オズモンドのソロ・シングル。なかやままり作詞、井上かつお作曲のナンバー。


044 ズーニーブー

「ひとりの悲しみ」 (70年)

 翌年、尾崎紀世彦が歌った「また逢う日まで」の原曲で、歌詞と編曲違い。通常は、塚谷茂樹がベースを担当。


045 ザ・ブルー・インパルス

「苦しみのロック」 (70年)

 ブルー・インパルスのラスト・シングル。通常べースは矢口隆が担当しているが、本作レコーディングでは江藤勲が担当。


046 左卜全とひまわりキティーズ

「老人と子供のポルカ」 (70年) 

 当初、小汀利得が歌う予定だったが、代役として左卜全が歌った。ひまわりキティーズは、ル・クプルの藤田恵美が在籍。


047 井上順之

「昨日 今日 明日」 (71年)  

 元スパイダースの井上順が井上順之名義時代に放ったヒット・ナンバー。阿久悠作詞、筒美京平作曲のナンバー。


048 堺正章

「さらば恋人」 (71年)  

 元スパイダースの堺正章の本格的ソロ・シングル第一弾で、筒美京平作曲の楽曲。日本レコード大賞大衆賞受賞。


049 ジュディ・オング

TOKYO…0051」 (71年)

 当初は、「473-0051」のタイトルでレコーディングされていたが発売直前にタイトルが変更された都倉俊一作曲の楽曲。


050 チャーリー・コーセイ

「ルパン三世 その2」 (71年)

 テレビ第1シリーズのエンディング・テーマ。歌は元ヘルプフル・ソウルのベーシストのチャールズ・チェーが担当。




<アルバム> *がついているアルバムはCD化されたことのあるものです。一部収録曲がCD化されているものも有ります

051 尾藤イサオ、内田裕也、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ、寺内タケシとブルー・ジーンズ

『レッツゴー・モンキー』 *(65年)

 尾藤イサオと内田裕也のカヴァー集で、バックは江藤勲在籍時のブルー・コメッツとブルー・ジーンズが担当。


052 渡辺貞夫

『サダオ・プレイズ・ビートルズ・アンド・バカラック』 *(68年)

 A面を池田芳夫が、B面を江藤勲がベースを担当した、ビートルズとバート・バカラックのカヴァー・アルバム。


053 オール・スターズ・オーケストラ

『ジャズ・ロック・リラックス』 (68年)

 鈴木淳、寺川正興(共にウッドベース)、江藤勲(エレベ)の当時の3大ベーシストなどが参加したジャズ・セッション。


054 津々美洋とオール・スターズ・ワゴン

『エレキ・ギター・ヒット速報』 (68年)

 60年代の多くの歌伴も担当した津々美洋率いる名コンボのリーダー・アルバム。江藤勲ほか、穂口雄右らが参加。


055 ジミー竹内とザ・エキサイターズ

『ブルー・ライト・ヨコハマ』 (69年)

 60年代末から70年代にかけて44枚のアルバムをリリースした、ジミー竹内の代名詞的シリーズにも江藤勲が参加。


056 宮間利之とニュー・ハード

『エキサイティング・ロック・ビート』 (69年)

 ニュー・ハードのレギュラー・ベーシストの国定正夫と江藤勲のダブル・ベース編成によるニューロック・アルバム。


057 弘田三枝子

『ミコR&Bを歌う 第2集』* (69年)

 江藤勲を含む石川晶とR&Bオール・スターズがバックを担当した、弘田三枝子のR&Bカヴァー・ライヴ・アルバム。「(Los braVosの)Black is black のベースには強く影響を受けました」 (江藤勲) 


058 杉本喜代志カルテット

『プレイボーイ・サウンド~ゲット・バック』 (69年)

 ベースは江藤勲と寺川正興、鍵盤に本田竹彦、ドラムスに日野元彦、編曲に渋谷毅と豪華メンバーのインスト集。


059 ヴィレッジ・シンガーズ

『海と空と愛と』 (69年)

 同名映画のサントラ盤。通常べースは森おさむが担当しているが、本作レコーディングの一部は江藤勲が担当。


060 ザ・ワイルド・ワンズ

『ファイヴ~ワイルド・ワンズ愛を歌う』 (69年)

 カレッジ・ポップス路線の作。通常べースは島英明が担当しているが、本作レコーディングの一部は江藤勲が担当。


061 ザ・クーガーズ

『ホンキー・トンク・ウィメン』 (69年)

 GSのクーガーズとは同名別バンドで、江藤勲ほか、世良譲や日野元彦などジャズメンを配するジャズ系コンボ。


062 石川晶とザ・ゲンチャーズ

『ロック・ロック'70』 (70年)* 2012年10月CD化

 寺川正興と交互にレギュラー・ベーシストとして参加していた、超一流ジャズメンたちによる石川晶率いるコンボ。


063 石川晶とカウント・バッファロー・ジャズ&ロック・バンド

『バキシンバ~アフリカの想い出』* (70年)

 ゲンチャーズの発展コンボで(ほぼ同じ面子)、寺川正興や稲葉国光と交互に、レギュラー・ベーシストとして参加。


064 串田アキラ

『爆発するソウル』* (70年)

 アニソンや「富士サファリパーク」のCMソングでおなじみの串田アキラのデビュー・アルバム。


065 衛藤幸雄、ゴールデン・サウンズ

『ヤング・ヤング・フルート』 (70年)

 東芝のゴールデン・サウンズをバックに衛藤幸雄のフルートをフィーチャー。


066 安井かずみ

ZUZU』* (70年)

 作詞家の安井かずみが自らヴォーカルを担当した唯一のアルバム。


067 オリジナル・サウンド・トラック

『ヘアー・日本オリジナルキャスト盤』* (70年)

 江藤勲、石川晶、水谷公生、柳田ヒロなど、錚々たるメンバーが参加のミュージカル「ヘアー」の日本版サントラ。


068 伊東ゆかりとグリーン・ジンジャー

『ラヴ』 (71年)

 全曲英詞によるソフトロック色の強いフォーク・アルバム。江藤勲が荒川康男と共にベースを弾き分けている。


069 ストロベリー・パス

『大烏が地球にやってきた日』* (71年)

 成毛滋と角田ひろ(つのだ☆ひろ)によるユニット。成毛滋が弾いた1曲を除き、ほぼ全曲で江藤勲がベースを担当。名曲「メリー・ジェーン」を収録。


070 辺見マリ

「マリとあなたの部屋」*(71年)

 和製フレンチ・ポップ風味の辺見マリのファースト・アルバム。多くの楽曲で江藤勲らしい洗練されたベースが聴ける。


071 日野元彦とヒズ・フレンズ

『ビート・ドラム』 (71年)

 日野元彦による60年代ポップス&歌謡曲ヒット・インスト集。演奏は、江藤勲、佐藤允彦、杉本喜代志、水谷公生など。


072 多忠昭

『魅惑のジャズ・ヴァイオリン』 (71年)

 ヴァオリンによる60年代ヒット・インスト集。演奏は、江藤勲、石川晶、飯吉馨など当時のトップ・ミュージシャン。


073 プティ・マミ

GIRL FRIEND~BABY DOLL』* (71年)

 麻里圭子をヴォーカル、劇作家の岡田憲和と作曲家の小谷充で構成された謎のプロジェクトによるお色気歌謡。


074 菊地雅章+ギル・エヴァンス・オーケストラ

MASABUMI KIKUCHI WITH GIL EVANS』* (72年)

 世界的アレンジャーのギル・エヴァンスとの奇跡のコラボレーションに日本最高峰のベーシストとして参加。


075 森山良子

『旅立ち~RYOKO NOW』 *(72年)

 当時のスタジオ・トップ・メンバーが参加した充実盤。ベースは江藤勲、寺川正興、武部秀明、細野晴臣が参加。


076 THE M

THE M』* (72年)

 ゴダイゴの浅野孝巳が参加していたニューロック・バンド。通常垂水孝道がベースだが、2曲で江藤勲がベースを担当。


077 赤い鳥

『パーティー』* (72年)

 大村憲司が加入してバンド志向が強まった4枚目のアルバム。1曲を除き、江藤勲と武部秀明が半分ずつ弾き分け。


078 高田渡

『石 ALBUM III』*(73年)

 山之口獏ほか現代詩人の詩に曲をつけた作品で構成されたアルバム。ウッド・ベースを原田政長、エレベは江藤勲が担当。


079 小室等

『私は月には行かないだろう』* (70年)

 六文銭解散後にリリースした小室等のファースト・アルバム。ベースが収録されている全曲で江藤勲が弾いている。


080 南こうせつとかぐや姫

『かぐや姫さあど』 *(73年)

「神田川」を収録した3枚目。山田つぐと(山田パンダ)はウッド・ベースのみ。エレベは江藤勲と後藤次利が弾き分け。


081 ガロ

『ガロ4』* (73年)

「ロマンス」「一枚の楽譜」を収録した4枚目のアルバム。岡沢章のほか、江藤勲が2曲でベースを担当している。


082 りりィ

『ダルシマ』* (73年)

 りりィのセカンド・アルバム。演奏は、本作から結成されたバイバイ・セッション・バンド名義で江藤勲が参加。


083 都倉俊一

This is my song』* (73年)

 全曲英詞による作曲家の都倉俊一のファースト・アルバムでソフトロック名盤。ベースは江藤勲と武部秀明が弾き分け。


089 ロック・アカデミー弦楽四重奏団

『バロック・イン・ザ・ビートルズ』 (73年)

 すぎやまこういち編曲によるビートルズのクラッシク化。リズム隊は江藤勲と石川晶が担当。バカラック盤もあり。


090 読売日本交響楽団、羽田健太郎、直居隆雄、江藤勲、石川晶

『読響ポップス』 (75年)

 6弾までリリースされた、読売日本交響楽団とのコラボレーション・アルバム。ポピュラー・ヒットのクラッシック化。


091 P.S.C. オールスター・バンド

『サウンド・サブマリン』 (75年)

 植原路雄編曲、指揮による60年代、70年代ポップス・インスト作品集。江藤勲ほか、石川晶、宮沢昭などが参加。


092 ジャッキー吉川とブルー・コメッツ

『ロックンロールパーティー VOL.1』 (76年)

 旧メンバーの江藤勲や井上忠夫、ほか水谷公生、尾藤イサオなどを迎えてのロックンロール・カヴァー・アルバム。


093 ビリー・バンバン

『トゥー・ウェイ・ストリート』 (76年) 

 ビリー・バンバン解散前のラスト作。江藤勲、寺川正興、武部秀明、後藤次利のトップ・ベーシスト4人が弾き分けている。


094 タモリ

『タモリ』 *(77年)

 カウント・バッファローズが主に演奏を担当したタモリのファースト・アルバム。次作にも引き続き参加した。


095 小椋佳

『風の鏡~詩人藤村渉を唄う』 (78年) 

 フライング・キティ・バンドを含め、通算14枚目のアルバム。藤村渉の詩を歌ったコンセプト・アルバム。


096 サリナ・ジョーンズ

『愛のバラード』 (80年)

 日本制作のサリナ・ジョーンズのアルバム。小原礼、岡沢章、高水健司と共に、弾き分けている。





<リーダー・アルバム>


097 江藤勲とザ・ブラック・パンサーズ

『ゴールデン・エレキ・ベース』 (69年) 

 洋楽ヒット曲を中心としたインスト・アルバム。コーラスはシンガーズ・スリーが、編曲は葵まさひこが担当。


098 江藤勲とピックアップ・セブン

『エキサイティング・エレキベース』 (69年) 

 洋楽ヒット曲を中心としたインスト・アルバム。リーダー・アルバムの中ではロック色が強い。編曲は鈴木邦彦。


099 江藤勲(江藤勲とケニー・ウッド楽団)

『ふりむいてみても』 (70年)

 ここからの6枚は、ポリドールによる『ベース!ベース!ベース!』シリーズ。邦楽と洋楽のインスト集。編曲は川口真。


100 江藤勲(江藤勲とケニー・ウッド楽団)

『何があなたをそうさせた』 (70年)

 邦楽と洋楽のインスト集。本作以降の編曲は前田憲男に。ほか、石川晶、杉本喜代志、飯吉馨などが参加している。


101 江藤勲(江藤勲とケニー・ウッド楽団)

『止めないで/めまい』 (70年)

 邦楽と洋楽のインスト集で前作と質感は似ている。編曲は前田憲男。ほか、石川晶、杉本喜代志、飯吉馨などが参加。


102 江藤勲(江藤勲とケニー・ウッド楽団)

『砂漠のような東京で/少年は街を出る』 (71年)

 邦楽と洋楽のインスト集。編曲は前田憲男でピアノも担当。ほか、猪俣猛、石松元、水谷公生、大原繁仁などが参加。


103 江藤勲(江藤勲とケニー・ウッド楽団)

『おもいでの長崎/青いリンゴ』 (71年)

 邦楽と洋楽のインスト集。編曲は前田憲男。ほか、石松元、水谷公生、大原繁仁、鈴木重男などが参加。

 

104 江藤勲(江藤勲とケニー・ウッド楽団)

『さすらいの天使/好きなんだけど』 (72年)

 邦楽と洋楽のインスト集で同シリーズの最終作。編曲は前田憲男。ほか、石松元、水谷公生、栗林稔などが参加。


105 成毛滋、江藤勲、石川晶

『スーパー3によるイージー・ライダー』 (70年)

 当時のトップ・スタジオ・プレイヤーだった3人によるインスト・アルバム。ほか、飯吉馨とシンガーズ・スリーが参加。 


* ガモウユウイチ

 10月16日生まれ。音楽家。音楽ライターとして、「ギターマガジン」「ベースマガジン」「キーボードマガジン」「Go!Go!GUITAR」「CDジャーナル」「JAZZ JAPAN」などに執筆中。

 また、コンポーザー&ベーシストとして、現存する国内最古のギターポップ・バンドのロコモーティヴ・ポップ、ジャズ・コンボのブラウアー・モント・カルテットと鈴木ミワ・カルテット、ブラジル系歌モノ・コンボのバーディ・ナムナムとaloalo bossaに参加中。その傍ら声優の住友優子などに楽曲を提供、年間作曲数は200~300曲。

 その他自らが編集する小冊子「vous allez bien?(ブゼ・レ・ビエン)」を刊行中。その他、真似ジャケ収集家として活動中。

 HPは、http://vous-allez-bien.com(休止中) 、mixi: http://mixi.jp/show_profile.pl?id=1418557(稼動中)